不老長寿のアイランド


ヨーグルトは長寿の元と言われてますね。ですから、今日も食後にいただいております。その前に水彩画に描きましたので、30分ほど置きっ放しでした。

朝日新聞の日曜版に付録でついてくる「 GLOBE 」おもしろいです。11月号に「人々が死ぬことを忘れた島( The Island Where People Forget to Die )」というタイトルの記事がありまして、思わず切り抜きしました。60代半ばで肺がんになって余命9ヶ月と宣告されたギリシャ人、モライティスさんの話です。

アメリカで暮らしていたモライティスさんは、余生を静かに送るため、エーゲ海の島にある故郷へ帰ったのですが、その後驚くべきことが起きる。肺がんの症状がどんどん消えていく。みるみる元気になる。医者の見立てを裏切って、102歳になるいまも元気だというのです。

最近、健康診断のためにアメリカに戻ったところ、かつて診断をしてくれた医者たちは、みんなすでに亡くなっていた。なんということだ。うそみたい。

この島での食習慣は、長寿のひけつとされるものがそろっている。善玉コレステロールを増やすオリーブオイル。必須アミノ酸が豊富なヤギのミルク。抗酸化力を持つ適量のワイン。パーキンソン病のリスクを低めるコーヒー。

そしてここの住民は、夜更かし、朝寝坊で、毎日欠かさず昼寝をする。つまり、なりゆきまかせでのんびりしているということ。好きなように生きてる。でも、友達づきあいは欠かさない。村の仲間との楽しいお茶のみ話に参加するということが、毎日起きる目的。

結局、そんな生活がいいんですよね。

産業化した社会で、せかせか生きているのとは大きな違い。昨日のブログで、あまりに便利過ぎる宅配便のことを書きました。別にそのシステム自体を批判するつもりはぜんぜんないです。でも、そうした便利でスピーディなサービスに慣れた僕たちが、年々せかせかしてきているのは事実かと思います。特にまじめな日本人。まわりのスピードにあわせて、自分の回転数もあがります。血圧も上がります。

目の前に、青いエーゲ海が広がり、ヤギのミルクを飲んでいる自分を想像しながら、ヨーグルトいただきます〜。

朝日新聞 GLOBE 抗老長寿 >>>

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