海を見つめて並んでる



ワインを飲みつつ紅白も見ながら、ポルトガルの風景を描く年越しとなった。ちょうど0時になる頃に描き終わりました。よかった。ここは、北大西洋に面した海岸で、ポルト・デ・アブリーゴ・ダ・トレイラという港に面したエリア。(グーグルですからね)きれいな海岸に面したリゾート地のようです。

世界のどこにいっても、うつくしい海岸沿いには、このように家がひしめきあって並んでいる。オーストラリアに仕事で出張していた時、ラッキーなことに「マンリービーチ」という砂浜に面したコンドミニアムに住んだことがある。この時は目覚めて窓の外をみると青い海、仕事から帰ると夕焼けの海、休日となればひたすら波を見つめるという生活だったが、とにかく人間として生まれ変わったような気分になったものだ。

こんなに色とりどりで、デザインもまちまちな家並み。家の形などはバラバラに主張しているけれど、海を眺める一番いい場所にいたい、という気持ちは一緒なのだ。仲良くならんで「海を見る」という共同体になっている。人間という生物は陸上生活になる前に、海に棲んでいた記憶があるから、海にあこがれる。

世界中の国々も、こんなふうに一つの共通のあこがれを持って、なかよく並んで暮らすことができればいいのに。暮らし方、生活のデザイン、色彩などはみな違ってもいい。海に憧れて並ぶこの家並みのように、共同体としてともに生きていく。そんな世界になればいいのにと思う。

さて、いよいよ年越しです。2015年。みなさま、良いお年をお迎えください(=゚ω゚)ノ 新年もなにとぞよろしくお願いいたします!


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